社長インタビュー株式会社第一名誠

社長インタビュー

-第一名誠の特徴・理念について教えてください。

第一名誠では事業拡大は狙っておらず、社内体制を強化し、規模では大手には敵わくとも、一人一人の能力では決して負けない会社づくりを目指しています。 開業から重大事故ゼロを継続しており、その一番の理由として平均7年での車両の代替えを行い、「綺麗な車に事故はない」という精神で業務にあたっています。

-業務で大切にしていること・こだわっていることはなんですか?

他社には絶対に負けない高年式(新しい)トラックで仕事をすること。
念入りな洗車を心がけ、愛車意識を持つことにより事故をなくしています。

-苦労したこと・失敗談

10年くらい前まではメインだった荷主の影響もあり、かなり労働時間が長かったです。
わたしと同年代のドライバーも続々と退職してしまいましたし、中でも未経験から大型ドライバーまでになるまで育てたドライバーが、繁忙期前にあっさりと退職。数ヶ月後、弊社在職中のドライバーにばったり会った際、「”まだそんな(くだらない)仕事やってるの?”と言われた」という話しを聞かされた時の気持ちは、今でも忘れることができません。

-社長就任までの経緯

第一名誠は平成9年に父が開業し、わたしはその2年後平成11年に入社しました。当時はまだ従業員10名ほどの会社でした。
父も私も毎日必死でトラックに乗務し、気付いたら10年余りドライバーをしていました。
その頃には従業員も30人と増え、トラックを乗務する仕事から少しずつ管理する仕事へと移り、運送業に必要とする業務をこなし現在に至ります。

-社長の想いと実情・社員に求めること

待遇面は当然のこと、労働時間、仕事内容、休日数などを充実していくこと、つまり「いかに働きやすい環境を作るか」が私の役割だと考えています。
そのためには社員一人一人の協力なしでは実現できないため、皆同じ方向を向いて進んで欲しいと思っています。

-仕事の地味な部分・厳しい部分

単純に「物を運ぶだけ」という仕事はなくなり、ドライバーへ求められることが多くなってきました。挨拶、身だしなみは当然のこと、細かい行き先ごとのルールなど、件数を持って配送するケースも多く、積み込みには非常に頭を悩ませます。
荷姿も揃っていないため、フォークリフトの技術が求められることもあります。

-今やっている取り組み・今後の方針

リーダーの育成やグループでの目標を設定し、みんなで取り組んでいきます。
さらに、そのリーダーたちを取りまとめる管理者の育成に注力していきます。

-合う人・合わない人

現状在籍しているドライバーはこちらから見ていてもみんな非常に仲が良く、仕事面でも助け合いながら、 協力し合ってやっています。
そのため、一匹狼的な方は弊社には向いていないと考えます。

-転職を考えている人へ向けてのメッセージ

未経験の方でもやれるよう、ドライバーリーダーがじっくりと指導させていただきますので、やる気さえあれば心配ありません。
基本的に積み込み作業などは2〜3人で行うため、自然とコミュニケーションが生まれる仲の良い会社です。

PROFILE

株式会社第一名誠 代表取締役 瀬尾国大

略歴

1979年生まれ。 短期大学卒業後、父親(現会長)の会社である株式会社第一名誠に入社。ドライバー業務を8年経験後に、営業、安全管理業務に従事するようになる。労働時間の短縮などドライバーの労働環境改善に注力し、2010年専務取締役に就任。2019年3月に代表取締役に就任、現在に至る。
2代目経営者として労働時間の短縮等の職場環境の改善とドライバーの給与待遇の改善を最優先事項と考え、心血を注いでいる。
「運送業を経営していてよかった!」をモットーに、2014年10月に一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立。会長に就任、現在に至る。

趣味・休日の過ごし方

趣味はドラマ鑑賞。
休みの日は子供との時間を大切にしています。